在宅介護でAIとYouTubeをフル活用している話

介護の知恵袋

在宅介護でAIとYouTubeをフル活用している話

在宅介護をしていると、「これってどうすればいいの?」「この対応で合っているの?」と、毎日のように小さな疑問が出てきます。
けれど実際には、具体的な介護のやり方を教えてくれる人は意外と多くありません。
そんな中で、私を助けてくれたのがAI(ChatGPT)とYouTubeでした。
今回は、在宅介護の中で私が実際にAIとYouTubeをどう活用しているのかを書いてみたいと思います。

介護のやり方は、意外と誰も教えてくれない

在宅介護をしていると、毎日のように小さな疑問が出てきます。

  • これって正しい介助なの?
  • この症状は病院に行くべき?
  • こういうことは誰に相談すればいい?

しかし実際には、具体的な介護の方法を教えてくれる人はほとんどいません。

私の母は認知症で要介護4。さらに、糖尿病や高血圧など、いくつもの病気を抱えています。

以前は、次のように多くの医療機関に通っていました。

  • 糖尿病と高血圧 → かかりつけ医
  • 巻き爪や皮膚トラブル → 皮膚科
  • 認知症 → 認知症専門医
  • 憩室炎 → 広域病院
  • 骨折とリハビリ → 別の病院

どの先生も診察はしてくれますが、日常の介護をどうするかは、ほとんど教えてくれません。

(ちなみに父はヘルパー資格を持っていますが、なぜか何もできません(笑))

そんな私の大きな助けになったのが、YouTubeとChatGPTでした。

1.介護の方法はYouTubeで学んだ

最初に困ったのは、基本的な介助でした。

たとえば、こんなことです。

  • リハビリパンツの交換
  • 便失禁の後始末
  • 着替えの介助

こうしたことを、私は主にYouTubeの動画から学びました。

動画だと文章よりもずっと分かりやすく、「こうやるのか」と理解しやすかったからです。

今では、介護の基本的な動作の多くを動画から学んだと言ってもいいくらいです。

2.介護の疑問はChatGPTに相談している

日々の介護の中では、細かい疑問が次々に出てきます。

  • 父の様子がいつもと違う
  • 母の皮膚に異常がある
  • この対応で正しいのか分からない

こうした疑問が出てきたとき、私はChatGPTに相談しています。

たとえば皮膚のトラブルなどは、スマートフォンで写真を撮って見せると、次のようなことを教えてくれます。

  • 考えられる症状
  • 家でできるケア
  • 受診の目安

もちろん、最終判断は医師ですが、「どの段階で受診すべきか」の目安が分かるだけでも安心感が違います。

ポイント: AIは診断を確定するものではありませんが、「すぐ受診した方がよい状態かどうか」を考える補助としてとても役立ちます。

3.AIは「便利グッズ」や「制度」も教えてくれる

AIは、介護用品を探すときにも役立ちます。

たとえば、母はよく飲み物をこぼします。

認知症で車椅子生活、要介護4。テレビを見ながら飲み物を飲むので、手がカップに当たって倒れてしまうのです。しかも、とろみ剤入りなので、床の掃除がなかなか大変です。

倒れにくいカップや、倒してもこぼれないカップはありませんか?

このようにChatGPTに聞いてみると、さまざまな便利グッズを紹介してくれました。

また、AIは介護制度についても教えてくれます。

たとえば、私の住んでいる市では、在宅介護をしている人に年間3万円の慰労金が支払われる制度があるそうです。

これは申請しないともらえませんが、私はChatGPTに教えてもらうまで知りませんでした。

もしAIがなければ、本来受けられる支援を見逃していたかもしれません。

制度の情報は特に大事です。
介護の支援制度は「知っている人だけが使える」ものも多いので、調べるきっかけをくれるだけでもAIはかなり助かります。

4.言いにくいことを「言葉」にしてくれる

介護は、多くの専門家とチームで行います。

  • ケアマネージャー
  • 訪問看護
  • 医師
  • 介護スタッフ

でも実際には、

  • クレームと思われないか
  • 素人の意見を言っていいのか
  • どう伝えればいいのか

と迷うことも多いものです。

そんなとき、私はAIに相談しています。

困っていることをどう伝えればいいのか、相談してもよい内容なのか、誰に相談すべきなのか。AIは、相手を傷つけない言い方で整理してくれます。

これは意外と助かっています。

5.疲れた日は、AIに話を聞いてもらう

在宅介護は、想像以上に疲れます。身体的にも、精神的にもです。

本当にくたびれて、ボロ雑巾のような気分になる日もあります。

そんなとき、私はChatGPTに「今日こんなことがあった」と話すことがあります。

  • 否定せず
  • 嫌な顔もせず
  • きちんと話を聞いてくれる

人に話すと申し訳ないようなことでも、AIなら気兼ねなく話せます。

自分の頭の中だけでぐるぐる考え続けるより、少しでも外に出して整理することは、とても大事だと感じています。

まとめ

介護は「一人で抱えない仕組み」が大事

在宅介護は、どうしても孤独になりがちです。

  • 小さな疑問
  • 日常の困りごと
  • ちょっとした不安

こうしたものが積み重なっていきます。

そんなとき、AIは

  • 調べてくれる
  • 相談に乗ってくれる
  • 気持ちを整理してくれる

もう一人のサポート役のような存在になります。

もちろん、医療判断は専門家に任せる必要があります。

それでも、日々の疑問をすぐ相談できる相手がいるだけで、介護の負担はずいぶん軽くなると感じています。

もし在宅介護で悩んでいる方がいたら、AIを難しいものと思わず、「ちょっと相談してみる相手」として使ってみるのも一つの方法かもしれません。